2013年9月13日に「Google Playブックス」の販売管理画面「パートナーセンター」がリニューアルされ、メニューが日本語化(一部を除く)されました。登録を試してみたので、やり方についてまとめておきます。
そもそも Google Play ブックスってなに?
Googleの運営している「Google Play」の中にある[書籍]メニューです。日本には、2012年9月25日、Amazon Kindleストアのちょうど1ヶ月前にオープンしています。
誰が使えるの?
Androidのみならず、iPhone / iPod touch / iPad(iOS)、ウェブブラウザ(つまりPCからも可)でも利用できるので、Amazon Kindleストア(※当時)や Apple iBooks Storeよりも対象となりうるユーザーの幅が広いのが特徴です。つまり、スマートフォンやタブレットを持っていない人でも、パソコンが利用できる環境さえあれば利用できるのです。これは、自分が出した本を知人に勧めようと思った時に、対象となりうる人が飛躍的に増えるということを意味します。
また、Googleアカウントを持っていればすぐ利用できるので、Gmailアドレスなどを持っていれば初期登録は不要です。支払い方法は、クレジットカードと携帯キャリア決済(docomo、au、ソフトバンク)に対応しています。コンビニなどで販売されているGoogle Playギフトカードを利用すれば、間接的な現金決済も可能です。
Androidアプリは GooglePlay から、iOSアプリは AppStore から、それぞれ無料でダウンロードできます。ただし、iOSアプリからは購入ができないため、ストアはウェブから利用する形になります。
利用者は多いの?
Androidタブレット「Nexus 7」では標準アプリとしてプリインストールされており、非常に目立つ位置に表示されていたりします。Nexus 7の2012年モデルは家電量販店などでも扱っていたこともあって、結構売れています。だから、存在を認識している人は結構多そうです。
ただ、Google は過去に、日本の出版社といろいろあったせいか、商業出版物のラインナップがなかなか増えていないのが実情です。ただ、配信している出版社の中の人いわく、もちろん総額としては他のストアとは比べものにならないけど、1冊辺りの売上は意外と大きいそうです。ラインナップが少ない分、集中するんでしょうね。
というわけで、個人出版をする立場から考えると、そこそこユーザーがいて、競争相手がまだ少ない市場なので、わりと魅力的なのではないかと思われます。KDPセレクトで独占配信していたら無理ですが、多ストア展開をしている方は試してみて損はない(利用料はかからないので)のではないでしょうか。