「GooglePlayブックスで個人出版」記事を「でんでんコンバーター」でEPUB化して「言い値書店」で販売する実験を開始しました

コラム
Google Play ブックスで個人出版

「GooglePlayブックスで個人出版」記事を、計9本書きました。これは実は、ブログに連載した記事をEPUB化して、Pay What You Want (PWYW・言い値販売)モデルで販売する実験プロジェクトの一環でもありました。以下、そのプロセスについて記述しておきます。

1.でんでんマークダウン記法でテキストを整える

今回のEPUB化は、以前当ブログでも紹介した「でんでんコンバーター」を利用することに決めていました。コンテンツがテキスト主体であること、文章中に画像が混在するレイアウトだとどうなるかを確認してみたかったこと、プレーンテキストの状態からでんでんマークダウン記法で記述する経験をしてみたかったことが理由として挙げられます。

でんでんマークダウン記法でできることは、段落(pとbr)、見出し(h1からh6)、引用(blockquote)、箇条書き(ulとol)、プログラムのコードブロック(preとcode)水平線(hr)、改ページ(ファイル分割)、紙の本のページ番号記述、ハイパーリンク(a)、テキストの強調(emとstrong)、ルビ(rubyとrt)、縦中横、脚注、画像(img)、定義リスト(dlとdtとdd)、表(table)と、HTMLを直接記述することもできます。やれることの把握と記法さえ覚えてしまえば、それほど難しくはありません。

どうしても見出しの右側に空行が入れたかったので、<p><br /></p>というタグを記述することになりましたが、それ以外は全てでんでんマークダウン記法で記述しました。テキストデータはこちらにアップロードしておきましたので、参考にしてみて下さい。

2.でんでんコンバーターで変換し、ビューワで確認

でんでんコンバーター」には、ウェブサイト設置型 EPUB リーダ「BiB/i(ビビ)」を使ったプレビュー機能が付いています。コンバートするテキストデータをエディタで開いたまま、プレビュー機能で確認をして校正し、再度変換というやり方がいいかもしれません。ルビの入れ損ないや、記述の不統一などが見なおすたびに見つかって、都合10回以上は変換したと思います。

スマートフォンやタブレットでの見た目は、実際の端末で開いてみないと分からないので、Android端末はKinoppyで、iOS端末はiBooksで確認をしました。この2つのアプリなら、ほぼ想定した通りの見た目になると思います。

3.言い値書店に登録して販売開始

ひととおり校正を済ませたら、あとは販売です。「言い値書店」を利用したのは、Pay What You Want (PWYW)モデルを採用している電子書店だからです。販売開始したからといってこのブログから記事を消すつもりはありませんし、逆にブログで無料公開していることを電子書店側で黙っているつもりもありません。ちゃんと内容紹介には、以下のように記述してあります。

「日本独立作家同盟」ブログに無料公開している文章から、加筆修正を加えていますが、基本的には同じ内容です。読んでみて「ためになった!」と思ったら、投げ銭していただけると嬉しいです。

要するに、無料公開した上で、もしかしたら投げ銭が貰えるかもしれないというモデルを、試してみたかったのです。

実は、昨年最初に電子出版をやってみた時は、以前当ブログでも紹介した「ブクログのパブー」で、全記事を無料お試し設定した上で「読んでみてよかったら買って下さい」という形での販売を試みています。しかし残念ながらこのやり方では、価格設定(1冊500円にしていました)が高いのか安いのかを推し量ることはできません。Pay What You Want (PWYW)モデルであれば、読んでくれた方がどの程度の価値を感じてくれたかというのがわかるであろう、と目論んでいます。

というわけで、よかったら下記のリンク先から投げ銭してみてください。

GooglePlayブックスで個人出版:記事一覧
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