初期設定の最後は、販売管轄と通貨換算です。なお、[アカウントの設定]メニューには、特筆すべき内容はありません。
販売管轄の設定
ペイメントセンターの少し下にある、「販売管轄」の[+管轄を追加]をクリックします。これも、販売を開始するには必須の設定項目です。
これは書籍を販売できる国の設定で、同じ設定を複数の国に共有できます。ペイメントプロフィールは複数作成できるので、例えば、全世界を対象としたペイメントプロフィールと、日本国内だけを対象としたペイメントプロフィールを用意することも可能です。
個々の国は、2文字のISOコードで指定します。日本だけの場合は「JP」、全世界を対象とする場合は「WORLD」と入力します。マイナス記号を使って、特定の国だけを除外することも可能です。私は、あれこれ制限を加えるのが面倒なので、世界中どこからでも買えるように「WORLD」にしておきました。
「固定価格に関する法律」というのは、恐らく再販価格維持制度(要するに定価販売)のことだと思われます。日本では、電子書籍には再販価格維持制度は適用されません。
入力が終わったら[地域を作成]をクリックで、販売管轄が追加されます。
通貨換算の設定
日本以外でも販売をする場合の、為替レート換算を自動で行うかどうかの設定です。ここはオンのままでいいでしょう。個々の書籍の販売管轄設定をする際に、自動でその国の通貨に換算してくれます。
GooglePlayブックスで個人出版:記事一覧
- (0)そもそも Google Play ブックスってなに?
- (1)条件面やメリット・デメリットについて
- (2)まずパートナーセンターへ登録しよう
- (3)書籍カタログから新しいテンプレートを登録しよう
- (4)ペイメントセンターで銀行口座を設定しよう
- (5)税務情報の送信手続き(W-8BEN)をしよう
- (6)販売管轄と通貨換算で初期設定は完了 ← 本稿はここ
- (7)販売・配信する書籍の情報を登録しよう
- (8)Google+を活用して書籍のプロモーションをしよう
このコラム全体は、1冊の本にまとめてあります。