今岡清×梶原秀夫×北沢未也 講演録『実践者が語る 体験的電子出版』(ボイジャー)

出版情報
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全員が商業出版の経験者。なぜ、セルフパブリッシングに取り組んだのか? 2017年11月19日開催の日本独立作家同盟トークイベント「第1回 それでも小説を出したい会議」の講演録です!

実践者が語る 体験的電子出版

数年前に比べると一気にハードルが下がった電子書籍によるセルフパブリッシング。しかし一般的に商業出版と比べると「売れない」「儲からない」と言われているのも事実です。今回の3人のスピーカーは全員商業出版の経験者。その彼らがなぜ、セルフパブリッシングに取り組んだのか? その理由は? そしてその結果は? 体験から得たものは希望かあるいは落胆か……。三者三様のスタイルで電子出版に挑戦した3人が「本音の」電子出版体験を語りあいます。

《 目次 》

第1部 それぞれのセルフパブリッシング

〇〇な人たち/三者三様のセルフパブリッシング/漫画原作者ならではのこだわり/インディーズかプロかの選択、80年代と今/推理作家と立ち上げた電子書籍事業/音楽付小説、英語版同時発売…企画はするも挫折の繰り返し/編集者からジャズ・シンガー、再び編集者へ/絶版本を電子化する/編集者としての性(さが)

第2部 電子出版、ここが嫌い

電子書籍の「企画」ここが困る/電子書籍の表紙がつくれない/「電子書籍でしかできないこと」がなぜかできない/電子本制作は、家内制手工業/ビジネスが電子出版をつぶす?/電子書籍の「制作」ここが困る/音楽・映像付き小説、原理的には可能だけど…/電子書籍なら世界を狙える/電子書籍は「校正」に苦労する/電子書籍の「販売」ここが困る/電子出版は漫画が有利?/電子書籍の「読書」ここが困る/本は最初の10ページが勝負/床抜けの心配がない電子書籍/「所蔵」「処分」は、紙より電子のほうがいい?

第3部 セルフパブリッシングをやる理由

紙の本のコスト感覚と制作予算の考え方/下がり続ける、紙の本の印税率/電子書籍制作は、1部限定の手書き同人誌感覚/紙の本の陳列事情と電子書籍「拡散」の方策/大きく変わった紙の本を出版するハードル/電子書籍で書店に自分のコーナーを持てた!/最強の拡散ツールはやっぱり「口コミ」?/作家でありつづける、「継続」の難しさ/難しさとおもしろさが混在しているから電子出版はおもしろい

Q&A

《 著者情報 》

今岡清(いまおか・きよし)
今岡清(いまおか・きよし)

1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。
● 天狼プロダクション:http://tenro.music.coocan.jp/


梶原秀夫(かじわら・ひでお)
梶原秀夫(かじわら・ひでお)

1949年甲府生まれ、横浜育ち。慶應大学法学部卒業後、出版社入社。以来40数年間、数々のパズル本、タレント本、番組関連本などを企画・構成・編集。現在は、ノアズブックス(推理作家の吉村達也氏[2012年に急逝]と『氷室想介100冊シリーズ』を実現するために創立した会社)で、自著の漢字パズル本および出版物の企画・編集を行う。


北沢未也(きたざわ・みや)
北沢未也(きたざわ・みや)

1970年生。静岡県出身。漫画原作者。代表作は『D−ASH』全5巻、『バロンドリロンド』全6巻(共にビッグコミックスピリッツにて掲載)。未発表の漫画原作原稿(文書形式)を「Romancer」にて無料公開中。2017年9月、初の短編小説『キャッチャー・イン・ザ・パーキン・キャッツ』をKindleダイレクト・パブリッシングにて発売。
● アマゾン著者ページ:http://www.amazon.co.jp/-/e/B06XK84D1G/


司会:波野發作

《 セミナー開催時のレポート 》

今岡清×梶原秀夫×北沢未也「第1回 それでも小説を出したい会議」開催報告

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