【新刊情報】榊原大樹さんの『簡単な計算で、交通事故での「嘘」は99%暴かれる。』概要とインタビュー

新刊情報

榊原大樹(さかきばら・だいき)さんの新刊『簡単な計算で、交通事故での「嘘」は99%暴かれる。』(2015年10月30日発売)の概要とインタビューです。

―― 嘘の速度値に騙されるな!

簡単な計算で、交通事故での「嘘」は99%暴かれる。

著者は自身の交通事故の裁判において、一般人でありながら交通事故鑑定人として参戦。 その時、立ちはだかった交通事故のプロは…全員『詐欺師』だった!?

交通事故の裁判で触れた多くの問題に対し、運良く『解法』や『理論』などを発見。正攻法が通用し難い世界で、外法とも取られかねない『全く違う視点』での詐欺被害の回避方法を説く一冊。中でも今回は特に騙され易い『速度』に注目して、悪徳担当者の手口を詳細に解説。

同時に、損保側の主張はもちろん、裁判所から結論を依頼される学識者の意見ですら、物理的に矛盾した主張を行う危険性が有る現状に警鐘を鳴らす…。これは指摘する事自体リスキーな問題だが、あえて矢面に立って一石を投じるのは、「自分の経験を広める事で、同じ思いをする被害者が1人でも減る事」を心の底から願っての事。

本書を読んで何かを感じたら、、、次はあなた自身の戦いに生かして欲しい。

―― まず簡単に自己紹介をお願いします

榊原大樹(さかきばら だいき)
有限会社ウィンディーネット代表。
http://win-d-net.co.jp/
1973年生まれ。 現在もオートバイを愛する冒険家。(笑)
1996年、豊橋技術科学大学在学中にソフトベンチャーを起業
翌1997年に交通事故に遭い、身体障害者に。
(脊椎損傷で両腕に6級の障害あり。)
ベンチャー会社は休眠させ、化学系だった大学は中退。
情報系の専門学校に入り直した後、就職。
非正規社員として自動車関係の企業で働きながら、裁判に発展した自身の交通事故では交通事故鑑定人として参戦。
裁判は2006年に勝利を収めるも、その結果に納得できず、以降も被害者を支援すべく交通事故鑑定を続ける。
2012年、経営不振により仕事場所が無くなったのを機に、休眠していた会社を『交通事故鑑定企業』に改めて再起。
現在では鑑定業務と同時にセミナーも開いており、主に弁護士さんを対象に『鑑定人に騙されない方法』について講習を行う。

―― この作品を制作したきっかけを教えてください

まず、自分自身が交通事故の裁判で非常に苦しい思いをしました。更に、旧知の知人も同じように事故で苦労をし、その時は被害者であるのに加害者にされる始末でした。

少し調べればすぐに『嘘』だとバレる事でも、平気でプロの処理屋は主張してきます。そんな暴挙を未然に防ぐ為、今回は速度とエネルギーを題材に交通事故鑑定を説明する一冊です。

―― この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください

残念ながら影響を受けた作品はありません。

逆に、交通事故鑑定人だと言えない内容です。損保会社や大学教授に嫌われると、仕事を貰えなかったり、後の仕事で風当たりが強くなりますので…。その為に、被害者にしわ寄せが行く様な状況でも良いのでしょうか?

正しい事は正しい。間違っている事は間違っている。そんな社会になって欲しいのです。

―― この作品のターゲットはどんな人ですか

一番のターゲットは『弁護士さん』、次に『被害者』です。被害者の多くは交通事故鑑定人を散らないだけでなく、知っていても雇う余裕はありません。

しかし、相手側には弁護士と鑑定人が居ます。角落ちで戦う上で、『騙されない』事は非常に大きなポイントです。文系のスペシャリストである弁護士さんが物理学上で戦う上で、少しでも参考になれば幸いです。

―― この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか

2か月ぐらいで作りましたが、日々の業務で貯めた情報を多く使っていますので…実際にはもっと多くの時間数が掛かっていると思います。

―― 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか

草の根活動です!(笑)

ネット等で、本書を宣伝して頂ける所には、順にお願いしている状態です。

―― 作品を制作する上で困っていることは何ですか

読む人によって受け止め方が違うので、できるだけ誤解を生まない表現を目指しました。あと、専門的な知識が無くても読んで頂ける様にする為に、噛み砕いた表現を用いたのですが、逆にその知識を知っている人には不評だったり…と、専門性のバランスに悩みました。

―― 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください

特にありません。

―― 今後の活動予定や目標を教えてください

今年中にあと2冊出したいのですが…2才と4才の子供の子育てでバタバタです!(笑) お蔭様で、通常の業務である交通事故鑑定も忙しくなってきましたので、状況を見ながら執筆活動を頑張りたいと思います。

―― 最後に、読者へ向けて一言お願いします

私の目標は『誰でも騙されない様に交通事故鑑定できる』…そんな参考書を作れたらと思っています。今回はその第一弾で、続編も作成する予定です。

戦っている相手が強大なので、出版素人である私はメタメタに叩かれると思います。ですが、そんな圧力には負けずに活動を続けていくつもりですので、皆さんの温かいご声援を宜しくお願い申し上げます。

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