NPO法人日本独立作家同盟主催で、7月25日(土)14時から佐渡島庸平氏と鈴木みそ氏を講師に迎え「凡庸な作家のサバイバル戦略――結局どうすりゃ売れるのさ」を開催します。
インターネットとデジタルプラットフォームの普及によって、個人作家でも作品を発表し、販売することは簡単になりました。しかし、そこで、どう自分の作品を埋没させず、読者の目に留めてもらい、ヒットへとつなげていくことができるのか?入り口は整備されたけれど、トンネルの出口は暗中模索というのが実情です。その状況は大手出版社とメジャー作家がKindleなどのデジタルプラットフォームの活用が進んだことでより顕著になっています。
そんな中、KDP作家として一世を風靡したマンガ家の鈴木みそ氏と、デジタル時代の作家エージェントとして注目を集める佐渡島庸平氏を招き、「ではいったいどうすれば作品は売れ、作家は生き残ることができるのか」という本音をぶつけ合う場を設けます。「面白い作品を作れば売れる」という方程式が成り立たない現代において、作家のサバイバル術の共有を図ります。
日時
2015年7月25日(土)
14:00~16:30(13:30開場)
場所
グラスシティ渋谷 10F HDE, Inc.
東京都渋谷区南平台町16番28号
入場料
一般 2000円
正会員・賛助会員 無料(入会方法はこちら)
登壇者プロフィール
佐渡島庸平(さどしま・ようへい)
株式会社コルク 代表取締役社長。2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを設立。現在、漫画作品では『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『テンプリズム』(曽田正人)、『インベスターZ』(三田紀房)、『ダムの日』(羽賀翔一)、小説作品では『マチネの終わりに』(平野啓一郎)の編集に携わっている。
◆株式会社コルク公式サイト:http://corkagency.com/
鈴木みそ(すずき・みそ)
漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から、編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム雑誌などで、ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。
◆Twitter:@MisoSuzuki
◆鈴木みそオフィシャルBlog『CHINGE』:http://misokichi.com/
まつもとあつし(ファシリテーター)
ITベンチャー・出版社・広告代理店などを経て、現在フリージャーナリスト・コンテンツプロデューサー。ASCII.JP・ITmedia・ダ・ヴィンチ・毎日新聞経済プレミアなどに寄稿、連載を行う。著書に『知的生産の技術とセンス』(マイナビ/@mehoriとの共著)『ソーシャルゲームのすごい仕組み』(アスキー新書)『スマートデバイスが生む商機』(インプレス)など多数。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程で電子書籍をはじめとしたデジタルコンテンツや出版プラットフォームやメディアの学際研究を進める。法政大学社会学部兼任講師・デジタルハリウッド大学院DCM修士。
◆まつもとあつし about.me:http://atsushi-matsumoto.jp/
チケット
なお、NPO法人日本独立作家同盟のイベントは東京(渋谷)ですが、8月1日(土)には京都で『電子コミック時代の漫画家生存戦略 鈴木みそ@京都国際マンガミュージアム』というイベントが開催されます。こちらの主催は京都市(トキワ荘プロジェクト・NPO法人NEWVERYが受託)、京都国際マンガミュージアム、eBookJapanです。詳細はリンク先をご確認ください。関西方面の方はこちらへぜひ。