小説『記念運転』が『別冊群雛』2015年02月発売号に掲載! ―― 米田淳一さんインタビュー

作品情報&著者情報
『別冊群雛 (GunSu)』2015年02月発売号

『別冊群雛』2015年02月発売号には、米田淳一さんの新作小説『記念運転』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。

―― まず簡単に自己紹介をお願いします。

 YONEDENこと米田淳一(よねた・じゅんいち)です。『月刊群雛』ではいつもお世話になっております。
 SF小説『プリンセス・プラスティック』シリーズで商業デビューしましたが、自ら力量不足を感じ商業ベースを離れ、シリーズ(全14巻)を完結させパブーで発表中。他にも長編短編いろいろとパブーで発表しています。KindleストアやBCCKSでもがんばっていこうと思いつつ、現在事務屋さんも某所でやっております。でも未だに日本推理作家協会にはいますし、また、鉄道模型なんかを作るモデラーなこともしてます。
 ちなみに『プリンセス・プラスティック』がどんなSFかというと、1997年に発表した女性型女性サイズの戦艦シファとミスフィが要人警護の旅をしたり、高機動戦艦として空や宇宙をびゅんびゅん飛び回る話です。というわけで艦船好き女の子好きです。
 それとともに、めちゃめちゃ鉄道模型も好きです。友人と製作した鉄道模型ジオラマが雑誌『鉄道模型趣味増刊・Nゲージマガジン』No.60に「パソコンで制御するBトレレイアウト」として掲載されています。(63ページから)

◆公式サイト:『モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん・2nd』
(アメブロはしんどいので更新はお引っ越ししました。もとのアメブロも残しますが)
http://hokkyumaker.blogspot.jp/

―― この作品の内容を簡単に紹介して下さい。

 私の趣味の鉄道模型があり、架空で鉄道会社「北急電鉄」があることにしています。そして、友人所有で一緒に作った前出の『Nゲージマガジン』掲載の鉄道模型ジオラマ「追兎電鉄」を譲り受け、それに増設するジオラマを現在作っています。
 そこで、その架空の鉄道を実在する鉄道のように扱って、そこで働く人々、そこに集う人々が、どのようにそのジオラマ、「北急追兎新線」の完成を迎えようとしているのかという話にしました。
 要するにいい年こいた大人が本気で電車ごっこをやって作った話です。

―― この作品を書いたきっかけを教えて下さい。

 ちょうど我が家の鉄道模型ジオラマ(レイアウト)の制作作業が進んでいるので、そのジオラマの完成記念日のことを考えて、書こうと思いました。

―― この作品はどんな人に読んで欲しいですか?

 鉄道趣味に興味を持っていただけたら嬉しいのです。できれば、こういう趣味もあるんだな、と思っていただければ。そして、普遍的な仕事の話を通じて、記念日というものに興味を持っていただければ。

―― この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?

 1カ月半たっぷりかかりました。なかなか迷いが多くて……。

―― この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。

 鉄道マンガの『カレチ』シリーズに強く影響受けてます。あれは秀逸だったなあ。ほかにも雑誌『鉄道ジャーナル』の運転台同乗ルポシリーズ。あれはとても楽しいです。密かに『菊と動輪』という国鉄の話のシリーズも好きです。種村直樹(たねむら・なおき)さんも亡くなっちゃったなあ……憧れてました。

―― 注目している作家がいたら教えてください。

 いっぱいいすぎて、個別に上げるのもどうかと思いますが、でもとくにこの『月刊群雛』で書いてるみなさんには注目してます。いろんな可能性があって面白い。

―― 今後の活動予定を教えてください。

 前回に続き、『プリンセス・プラスティック』の早川版5巻、講談社版のリメイク一巻を含んだ14巻シリーズを電子書籍としたうえで、内容を強化した「HD版」として出し直すのが、まず現状での大目標です。

『デカップルドディフェンス』ランディングページ
http://shipha-bnx072-6.tumblr.com/

 といいつつ、その後が進んでない……。まずいなあ。7冊目『ナウト・ナウト』はデビュー作のリメイクでもあるのでしんどいのです。ほんと、1997年11月発表の作品を今見て整合性取るのはシンドいです。でも、シンドいからやる意味があるのでは、と思ったり。
 というわけで、よろしくです。


米田淳一さんの新作が掲載されている『別冊群雛』2015年02月発売号は、BCCKSではソーシャルDRMのEPUB(およびBCCKS独自形式)とオンデマンド印刷版(紙本)を、楽天Kobo・BOOK☆WALKER・iBooks Store・BookLive!・Reader Store・紀伊國屋書店Kinoppy・ブックパス・eBookJapan・Kindleストアでは電子版を頒布しています。刊行リストまたは下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。

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