『月刊群雛 (GunSu) 2015年01月号』には、小林不詳さんの新作小説『芝浜 ~ヒキチートな俺と最強幼馴染みの下克上がまた夢になるといけない~』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
―― まず簡単に自己紹介をお願いします。
小林不詳(こばやし・ふしょう)と申します。
幼稚園の頃、バスタオルの真ん中に乗って両端を上に引っ張り上げ、「自分を持ち上げる」ことで空中浮遊を可能とする新理論を発見しました。
しかし、両親にも極秘にトレーニングを重ねたものの、最終的には筋力不足により実現には至りませんでした。
当時は絶望しましたが、社会的に責任ある立場となった現在では、航空業界及び我が身の安全を鑑みるに、あの時飛べなくて、いや、飛ばなくてよかったのだと心底思っております。
※その他詳しくは『月刊群雛』2014年07月号・09月号にて。
◆Twitter:
https://twitter.com/KFusho
◆主な作品:『魔界X生』『しょくらあと外法帖』『巻戻り不死町と幻の時警団』
―― この作品の内容を簡単に紹介して下さい。
粗筋はほぼ落語の「芝浜」です。
腕はいいのに飲んだくれの魚屋が、出来た女房に外堀を埋められ渋々仕事に出たところ、大金を拾ってしまい……という筋をアレンジしました。アレンジの仕方は副題そのまんまです。
規定内に収めるために少々無理をしました。改めて出版するときは加筆・修正を予定しています。
―― この作品を書いたきっかけを教えて下さい。
①知名度を借りたかったから
②古典落語の筋は実質ライセンスフリーだから
③「年末におなじみ」的な弾を一つ持っておきたかったから
「芝浜」自体はあまり好きな噺ではなかったのですが、これを書いてるうちに愛着が出てきたのでよかったと思います。
―― この作品はどんな人に読んで欲しいですか?
全国のキリトさん。
―― この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?
毎日3時間ほど作業しながら1カ月程度です。
―― この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。
『芝浜』[落語・立川談志(たてかわ・だんし)/古今亭志ん朝(ここんてい・しんちょう)/桂三木助(かつら・みきすけ) ほか]
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』[テレビアニメ・「あの花」製作委員会]
『ピンポン』[漫画・松本大洋(まつもと・たいよう)]
『ソード・アート・オンライン』[ライトノベル・川原礫(かわはら・れき)]
(以上敬称略)
―― 注目している作家がいたら教えてください。
星井七億(ほしい・ななおく)さん。
―― 今後の活動予定を教えてください。
ラクゴノベル(仮)に関しては、もし需要があれば「居残り」「あたま山」「死神」「井戸の茶碗」あたりを書きたいです。
小林不詳さんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2015年01月号』は、BCCKSではDRMフリーEPUB(およびBCCKS独自形式)とオンデマンド印刷版(紙本)を、楽天Kobo・BOOK☆WALKER・iBooks Store・BookLive!・Reader Store・紀伊國屋書店Kinoppy・ブックパス・eBookJapan・Kindleストアでは電子版を頒布しています。下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。