『月刊群雛 (GunSu) 2015年01月号』には、夕凪なくもさんの新作小説『計算する知性ver.1.5』最終回が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
―― まず簡単に自己紹介をお願いします。
夕凪なくも(ゆうなぎ・なくも)です。
昨年は『月刊群雛』さんにとてもお世話になりました。
今回は2014年12月号から連載が始まった『計算する知性ver.1.5』の第二回目で、早くも最終回となります。
主にTwitterで好きなことを気ままに呟いています。僕の著作に関する情報も時々ツイートしますので、どうぞお気軽にフォローしてください。
現在Kindleストアで六作の電子書籍を販売しています。
刊行順に、
・関西を舞台にしたノスタルジックな短編物語二編と、高校時代に書いたショート・ショートを含む『短編集「ジャンジャン横丁」』
・実験的な法廷エンターテインメント『またキミを好きになる』
・叙述ミステリ『ただ人のぬくもりを』
・SF
『if』
『パニック』
『計算する知性』
ジャンルが不明な(曖昧}な)小説を好んで書く傾向にあるので、拙著を一概にジャンル分けすることは難しいです。
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―― この作品の内容を簡単に紹介して下さい。
前回ではver.1.5から登場した新キャラ・浦辺龍太の身に思いがけないことが起こりました。
今回はその続きで、(ver.1.5としては)ラストになります。
―― この作品を書いたきっかけを教えて下さい。
先月号にも書かせていただいた通り、『計算する知性』(以下ver.1.0)を書き上げたときから、続編を暗に期待されているような気持ちにずっとなっていたからです。
また2014年05月号から『贖罪』という警察小説を連載させていただきましたが、これは今から六~七年前に習作のつもりで僕が書いたもので、最近書いたものではありませんでした。ですから最近書いた、本当の意味での「新作」を公開したい、という気持ちもありました。
―― この作品はどんな人に読んで欲しいですか?
現実から陸続きになっている「異世界」に興味がある方。
例えば岡嶋二人(おかじま・ふたり)さんの『クラインの壺』や、村上春樹(むらかみ・はるき)さんの『世界の終りとハードボルド・ワンダーランド』などが好きな方だと、ぴったりくるんじゃないかと思います。
―― この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?
世界観があらかじめ決まっているので、二日で一話のペースで書けました。ただプロット作成や推敲などで、合計一週間から二週間ほどはかかっています。
―― この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。
特にありません。
―― 今後の活動予定を教えてください。
ver.2.0を書くべく色々と準備をしていたのですが、何だかんだ他にやるべきことができたり、他の媒体でも(エブリスタなど)小説を載せたいという願望が起きたりして、そちらの準備・執筆などをしていたので、なかなかはかどっていません。
今回のver.1.5はまた余韻を残すような形で終わったと思われるかもしれませんが、本編の中で提示されていた多くの謎は、ver.1.0ですでに解明済みだったり、暗示されていたりしたことでもあるので、気になる方は今発売されているver.1.0をお読みいただければ嬉しいです。
闇屋とは何なのか?
計算する知性は何の目的で、アナザー・ライフプランニング社によって作られたのか?
そういった謎にもver.1.0がすでに回答しています。
いつかはアップデート版(続編)となるver.2.0を完成させたいと思います。
夕凪なくもさんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2015年01月号』は、BCCKSではDRMフリーEPUB(およびBCCKS独自形式)とオンデマンド印刷版(紙本)を、楽天Kobo・BOOK☆WALKER・iBooks Store・BookLive!・Reader Store・紀伊國屋書店Kinoppy・ブックパス・eBookJapan・Kindleストアでは電子版を頒布しています。下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。